岩国市I様邸屋根アポロルーフカバー葺き工事
投稿日:2023.06.27
6月最後の1週間が始まりました。
紫陽花の季節もいつの間にか過ぎましたね。
来週は7月がスタート。
今年も防府天満宮の七夕飾りを見に行けたらと思っています♪
梅雨明けが待ち遠しいですね。
今日のやねや職人スタッフブログは、岩国市のI様邸の屋根アポロルーフカバー葺き工事が終りましたのでご紹介します。
写真では見えにくいですが軒先が銅版葺きになっています。
経年による劣化で変色が見られました。
銅板を撤去して新たな屋根材で葺き直しをしたいところですが、本屋根と軒先分部が密着しています。
屋根が重なっている部分の銅板を撤去するのは難しいので銅板の上から新たな屋根材を葺くカバー葺き工事をご提案、ご注文頂きました。
軒先と同じく、瓦谷も銅板が使われていました。
銅板製の瓦谷は電蝕による穴空きが多数見られました。
所説ありますが、電蝕は陶器瓦に使われる釉薬と銅が化学反応を起こし穴が空くと言われています。
陶器瓦と相性の良いステンレス製の瓦谷への交換もご注文頂きました。
銅板の上からルーフィングを貼ります。
隅棟のカバーは取り外します。
ガルバリウム鋼板の屋根材を葺きます。
続いて瓦谷の交換です。
周辺の瓦を取り外すと、雨水の跡がくっきりと分かります。
銅板を撤去、ルーフィングを貼りステンレス製の瓦谷を取り付けます。
スポンジ状の面戸を取り付けて雨水が瓦の下へ流れ込むのを防ぎます。
取り外した瓦を葺き戻して完成です。
銅板は薄くて軽く単体で屋根材として使用するには耐久性にも優れています。
半面、高価で陶器瓦の釉薬と相性が悪いことで近年では一般家庭ではほとんど使われなくなりました。
暮らしやすくメンテナンスコストがかからない事が一番。
梅雨時期の工事でしたが天候に恵まれ予定通り完成しほっとしました。
今週は梅雨らしく不安定な空模様が続くようです。
蒸し暑さも増してきたので熱中症には気を付けて過ごしましょうね。
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