K建築様物件 岩国市玖珂町T様邸蔵屋根改修工事

今週は季節先取りの暑い日が続いています。

皆さん体調崩されていいませんか?

風は心地良いですが日差しは夏を感じます。

急な暑さに何を着てよいのやら・・・

朝晩との寒暖差に気を付けましょうね。

今日のやねや職人スタッフブログは、いつもお世話になりますK建築様物件 岩国市玖珂町のT様邸の蔵屋根の改修工事が終りましたのでご紹介します。

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家紋の付いた立派な蔵です。

田園風景の広がる地域ではこのような立派な蔵を今でも見かけます。

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しかしながら、ほとんどの蔵は築年数相当の劣化が見られ現役の蔵として役目を果たしている蔵は少ないように感じます。

 

T様邸の蔵屋根もこのような状態でした。

リノベーションでどのように生まれ変わるか楽しみですね!

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既存の瓦を撤去します。

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瓦の下は大量の赤土があります。

数十年前はこのような土葺き工法が主流でした。

釘は使わず屋根地に赤土を敷き、その上に瓦が並べてあります。

通気性が良く断熱材の役割も果たしていた赤土ですが、重量があり屋根が重くなるのと瓦の釘止が推進され現在ではこのような工法は使われなくなりました。

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赤土の下にはルーフィング代わりの杉皮があります。

こちらも撤去します。

 

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構造用合板を重ね張りして屋根地を補強します。

瓦1枚ずつ釘止めするために屋根に桟木を取り付けます。

桟木を取り付けるためにも屋根地の補強が必要となります。

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改質アスファルトルーフィング、桟木、棟金具を取り付けます。

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石州瓦を軒先から葺きます。

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棟の芯となる垂木を棟金具に取り付けます。

屋根専用の南蛮漆喰を垂木と瓦の隙間に塗布、雨水の侵入を防ぎます。

5寸丸雁ぶりを乗せて垂木にパッキン付きのビスで固定して完成です。

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蔵の土台となる土壁は調湿性を持ち耐水性と耐火性に優れているの、大切な品をしまう蔵に多用されてきたそうです。

夏涼しく冬は暖かい蔵、そう言われてみれば、ギャラリーやカフェなどにリノベーションされている事が多い気がしますね(#^^#)

雰囲気も抜群に良さそうですし♪

T様邸の蔵も屋根を直してまだまだ活躍できそうですね。

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